マンション・開発・経営

バーチャル森林浴効果 長谷工コーポレーション

 長谷工コーポレーションは、自社が運営する賃貸マンション「サステナブランシェ本行徳」(千葉県市川市)の共用部で、消臭剤・防虫剤メーカーのエステーと共同で「バーチャル森林浴」の効果実証実験を行い、リラックス効果と感情の変化が確認できたと発表した。

 「バーチャル森林浴」は、映像、音、香りによって自然に包まれる疑似体験ができる空間。ストレス時に分泌されるホルモン「コルチゾール」の分泌量測定や、「怒り」「混乱」「抑うつ」「疲労」「緊張」といったネガティブな感情と、「活気・活力」「友好」といったポジティブな感情の尺度を数値化するアンケート調査を実施した。その結果、「バーチャル森林浴」を体験することで、ストレス指標の低下や、ネガティブな感情の緩和傾向、ポジティブな感情の増加傾向が見られたという。

 同社では、今回の検証結果を分譲マンションを中心とする各事業に生かし、「LIM(Living Information Modeling)」の概念に基づく暮らしの最適化に向け、新たな住まい価値の創造を目指すとしている。