マンション・開発・経営

職住一体の賃貸物件をシリーズ展開へ フジケン

 トグルホールディングス(東京都千代田区)のグループ会社であるフジケン(同)は、建築家・谷尻誠氏がデザイン・プロデュースした新たな賃貸住宅シリーズ「商住宅」の事業展開を始めた。

 リモートワークやオンラインビジネスが広がる中で、従来の賃貸物件は住居と店舗が厳密に分かれていた。家で働くには柔軟な利用が難しく、この課題感を新シリーズで解消する。1階は憩いの場として開放して街ににぎわいを生み、物件の付加価値を高める。

 第1弾物件として、「商住宅・中野新橋」(東京都中野区)を2025年8月下旬に竣工させる。建物規模は壁式鉄筋コンクリート造延べ約365平方メートル。SOHOタイプ8戸、店舗兼住宅3戸を配置する。