総合

旅館改装でスマート宿泊施設に再生 グランサルト×グリーン・ルーム

 商社事業や店舗展開事業、不動産事業を展開しているグランサルト(東京都千代田区)は、「Casa G.S. 大阪港」を全館グランドオープンした。大阪港に拠点を置く辰巳商会(大阪市港区)と大阪港振興(大阪市港区)のグループ会社で不動産業のグリーン・ルーム(大阪市港区)との協業より、旅館として活用してきた物件を改装することで、スマートツールを導入した新たな宿泊施設として再生させた。

 今回、再生した物件は、大阪メトロ中央線「大阪港」駅徒歩2分に立地し、主要観光地へのアクセスが良好だという。スマートツールを導入し、チェックインシステムやスマートキーの採用でデジタル化している。総居室数は23室で、2LDKの居室には、生活家電を完備している。室内の広さを確保し、ゲストを迎えた交流も可能にした。所在地は大阪市港区築港4の1の18。

 同社グループは、全国で累計約20件の宿泊施設を運営してきた。今後も同社では、社宅や旅館、マンション、アパートなど、企業が保有している遊休資産を一棟借りすることで、インバウンド(訪日外国人)の需要に応える宿泊事業を展開していく。