いちごは昨年から今年にかけて、「いちご神田小川町ビル」(東京都千代田区)の3階、4階、9階でセットアップオフィス工事を実施した。3階と4階はすでにテナントが入居しており、9階も検討依頼書を受け取っているという。
同社はオフィスビルの資産価値を高める取り組みの一つとして、貸室にあらかじめ一定の内装や設備を揃えて貸し出す「セットアップオフィス」を展開している。入居時にかかる工事期間の短縮とテナントの造作工事費用負担を削減し、退去時の原状回復工事による廃棄物を削減できる。新しいオフィスの貸し方として、いちごグループでは積極的に取り組みを進めている。
同ビルは、都営新宿線「小川町」駅徒歩2分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅徒歩約3分。敷地面積405.19平方メートル、延べ床面積2709.37平方メートル、賃貸可能面積2,309.39平方メートル。地上9階地下1階建てのオフィスビル。1993年竣工で、いちごが2013年に22・1億円で取得した。同グループが運用するJ-REIT、いちごオフィスリート投資法人の運用物件。
