センチュリー21・ジャパン(長田邦裕社長、C21)の21年3月期中間決算は、売上高18億1600万円(前年同期比13.3%減)、営業利益4億8300万円(同18.1%減)、経常利益5億500万円(同19.4%減)、純利益3億4400万円(同19.3%減)で減収減益となった。
売上高の内訳では、サービスフィー収入は5月を底に緩やかに回復傾向にあるものの第1四半期の減収が影響したため13億9900万円(同12.7%減)となった。ITサービス収入は契約形態等の変更に伴う影響で3億2200万円(同13.5%減)、加盟金収入は活動自粛期間などの影響で6200万円(同31.2%減)とそれぞれ減少した。9月末時点の加盟店数は974店舗で、長田社長は「今年度予想の純利益6億円に対し、進ちょく率は50%以上。新規加盟候補への対面営業を中止した期間があり4店舗純減となったが、おおむね想定内」と振り返った。
C21グループ全体の加盟店総取扱高は3534億円で前年同期比386億円減。加盟店の総受取手数料は230億円(同33.2億円減)で、取引態様別では売買仲介(社有含む)7割、賃貸3割となる。売買(社有含む)の成約件数は1万4532件で前年同期から434件減少した。
センチュリー21の21年3月期業績予想は売上高37億6900万円(前年同期比8.4%減)、営業利益7億9400万円(同28.2%減)、経常利益8億8200万円(同24.7%減)、純利益6億円(同2.5%増)。下期はウェブ活用の加盟セミナーや過去の加盟検討企業への掘り起こしを強化し、加盟店舗数998店舗(同20店舗増)を目指す。なお、純利益は19年度の特別損失を除くと、前年比約24%減になる見込みという。