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ライナフ 置き配カンファレンス開催へ 暮らしと住まいの利便性向上を

 AI技術などを応用し、スマートロック『NinjaLock』(ニンジャロック)のIoTサービスなどを提供するライナフ(東京都文京区)は、7月15日15時から、『置き配カンファレンス~不動産と物流の未来』をオンライン配信で開催する。コロナ禍で荷物の再配達が一層課題感として浮かび、スマート技術などを活用した「置き配」の普及や〝次なる一手〟を探る。入居者や物件オーナーの利便性、満足度の向上策などを考える。

 ゲスト講演者に、日本賃貸住宅管理協会会長の塩見紀昭氏、不動産テック協会代表理事の巻口成憲氏、GeoloniaCEOの宮内隆行氏を迎える。メイン講演者で、AmazonJapan、ヤマトホールディングス、クックパッド、Yper、HmletJapan、三好不動産、三菱地所などを交えてトークセッションも行う。今後の住まいに求められるニーズなどを探り、その対応方法などについて考える。

 ライナフは現在、オートロック付マンションの共用エントランスをスマート化するシステム『NinjaEntrance』(ニンジャエントランス)などを提供している。「置き配用」としての同設備機器の提供は、現在までに6000棟超と、急増している。その置き配システムの提供先の入居者(198人)を対象に、4月~6月に実施した同社のアンケート調査では、そのほとんどが「置き配の対応物件に住みたい」(構成比92.4%)と回答している。一方で、宅配ボックスがすでにあるにも関わらず「再配達となった」(82.3%)との回答も多く、課題感は根強い(円グラフ参照)。