政策

コロナ要因で依然厳しく 観光庁 5月の旅行取扱状況

 観光庁は、21年5月における主要旅行業者の旅行取り扱い状況(速報)を公表した。それによると、総取扱額の合計は414億608万円で、新型コロナ感染拡大による旅行の延期や中止の影響により、対前々年(19年)同月比で9.8%となった。コロナ禍に伴う緊急事態宣言が発令された前年同月との比較では384.1%となった。

 内訳を見ると、21年5月の海外旅行は37億1742万円で19年5月比2.4%、日本の旅行会社によるインバウンド向け旅行は6億1369万円で同2.8%、国内旅行は370億7497万円で同15.1%となり、コロナ前と比べて厳しい状況が続く。