GMOインターネットグループGMO TECHの連結会社で、不動産テック事業を展開するGMO ReTech(東京都渋谷区)は、開発・運営する不動産賃貸管理会社向けDXプラットフォーム『GMO賃貸DX』で提供する各種アプリと、賃貸・売買業務特化のシステムを開発するビジュアルリサーチ(東京都港区)が提供する不動産賃貸管理会社向け基幹パッケージ『i-SP』との双方向で、データの自動連携を図るため合意した。
両社は4月に、不動産領域のDX(デジタルトランスフォーメーション)を通じた不動産会社の業務効率化の一層の支援のため、システム連携に関する業務提携契約を締結した。双方向のデータ連携の取り組みは、その業務提携契約に基づく今後の発展的な展開の一環となる。
GMO ReTechが提供する『GMO賃貸DXオーナーアプリ』と『GMO賃貸DX入居者アプリ』の2つのアプリと、ビジュアルリサーチが提供する『i―SP』のそれぞれが保有するデータを相互に双方向で自動連携できる仕組みを構築する(イメージ図)。
導入する不動産賃貸管理会社は、オーナーや入居者情報、物件とその収支の各種情報・データ、将来的に電子契約の締結情報、ワークフロー機能の承認結果を含めて、スムーズな連携活用で一括管理が可能になる。
今秋には新アプリ
また、GMO ReTechでは、今秋をめどに、定期清掃や原状回復、修繕などの業務を担う受託業者と不動産会社をつなぐ『GMO賃貸DX業者さんアプリ』の提供も開始する。これら3つのアプリの連携利用により、入居者からの修繕依頼や退去時の立ち合い、オーナーへの見積もり書の提出などを、より円滑にする世界観を描いている。