不動産テック企業のSS Technologies(東京都千代田区)は、マンション入居者専用の「シェアサイクル」の活用を中心に、不動産DXの業務自動化で賃貸管理会社の生産性向上を考えるセミナーを10月12日に開催し、ウェブで配信した。
同社は、ecobike(東京都千代田区)と提携して、賃貸マンション向けシェアサイクルサービス『ecobike』の提供を始めた。セミナーでは、「〝ちょっとそこまで〟の移動ニーズに応えられ、賃貸マンション入居者の利便性を高める」と説明。また、「レンタル自転車には広告を掲載できる。無料サービスでの運用も可能だが、入居者から利用料を得れば新たな収益源になる」と解説した。
同社取締役で、親会社システムソフト(同住所)社長の吉尾春樹氏は、「賃貸物件の差別化となり、入居率の向上に期待できる。社会問題の放置自転車の削減にも貢献できる」とメリットを説明した。