安田不動産の22年3月期決算(単体)は、売上高に当たる営業収益を前年度比で約2割伸ばす増収増益となった。
セグメント別の収益を見ると、主力の不動産賃貸事業は215億1400万円(同1.1%減)とほぼ横ばいで、不動産流動化事業および仲介鑑定・その他事業は二桁の減収。しかし分譲事業については、私募リートへの物件売却や東京・南麻布の分譲マンションの販売好調により、110億900万円(同569.1%増)と大幅に伸長して全体の業績をけん引した。
他方、次期業績は営業収益、各利益共に二桁のマイナスを見込んでいる。
安田不動産
決 算 22年3月
営業収益 372億円 (20.8%)
営業利益 117億円 (△3.5%)
経常利益 130億円 (3.2%)
当期利益 91億円 (15.0%)
予 想 23年3月
営業収益 327億円 (△12.0%)
営業利益 88億円 (△25.4%)
経常利益 95億円 (△26.4%)
当期利益 65億円 (△28.0%)