メタバース推進協議会(東京都千代田区)と、セキュアIoTプラットフォーム協議会(東京都港区)は、仮想空間「メタバース」に関する〝セキュリティ指針〟の今秋の策定に向けて、6月から協力を始めた。メタバースを活用した安心で安全なサービスの構築や運用の実現を、同指針を通じて支援していく。
メタバースは現在、ビジネスの場面で活用され始めている。ただ、その普及に比例するかのように、アカウントの乗っ取りや〝なりすまし〟などの不正な利用、知的財産やデータの改ざんとそれらが流出する恐れ、VR(仮想現実)ゴーグルなどのIoT機器に対する攻撃などの面から〝セキュリティリスク〟が懸念されている。そこで両組織は、想定される脅威分析や同指針の策定が急務とし、メタバース推進協議会内に「セキュリティ検討会」を設ける。