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総合
快適性をトイレから学ぶ 施設のあり方を体現 テナント誘致競争に有利か 労働環境、集客力も向上海外にも示す衛生技術
近年、バリアフリー法やガイドラインなどが整備され、公共施設では、車いすユーザーなどをはじめ、性別や身体状況を問わずに使える多目的トイレや、性別を問わずに利用できるオールジェンダー対応型のトイレの設置が増えている。一方、地方では、トイレの閉鎖を余儀なくされる駅も出るなど、公衆トイレはコスト削減の対象でもある。〝万人にとって〟の快適や安心は難問だが、「誰一人取り残さない」社会の実現が求められる中、トイレの存在意義は、様々な意味で高まっているようだ。(小澤美菜子)