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総合
売買仲介
地価高騰で消費者分断 投資マネーが一等地を支配 都心マンションなお価格上昇 地方、熊本・菊陽町に熱視線 外資進出が地価を引き上げる
全国的に地価の上昇傾向が続き、不動産の取引にさまざまな影響を与えている。東京都内の分譲マンションの販売価格は、億ションが珍しくなく一般消費者に手の届かない高根の花の水域に達した。それでもなお上値余地を残しているとされるのが東京都心だ。国内外の投資家がけん引役となって地価の上昇を演出する。その投資マネーは、東京から地方へと波及して地価を押し上げ始めた。一方で、日銀はマイナス金利と長短金利操作を解除して17年ぶりの利上げに踏み切った。緩和的な措置を続ける方針としているが、金利のある世界が徐々に復活する。バブル経済期のように全国一律で地価が上がる時代ではないだけに投資マネーは行先を選別する。(中野淳)