総合

不動産各社に買収危機 〝資産バブルに見合わない株価〟 お得に優良物件を獲得へ

 不動産各社の事業は堅調に推移しており、大手が主戦場とするオフィス市場では空室率に低下傾向が見られ、賃料も底入れ感が漂い反転上昇機運が高まっている。日経平均株価がバブル期を上回り株高が続いている中で、各社が保有する不動産の価値は上昇気流に乗り、都心部を中心に高値圏で推移し資産バブルとさえ評されるように不動産業界は一足先にデフレから完全脱却できた。半面、各社の株価は過去のバブル期に比べて見劣り感が否めず株価と保有物件の価値が見合っていないとの見方はもっぱらだ。優良な不動産を目当てに国内外の機関投資家から買収の標的になりやすい環境にある。不動産各社の〝そこにある危機〟を追う。(中野淳)

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