総合

地方創生 総論賛成も… 各論反対が阻む現実 本気度が試される地元住民 古参と新参の攻防で明暗

 東京の一極集中が止まらない。出生者数よりも自然死者数が多い少子高齢社会で人口減少は加速度的に進んでいる。総務省の推計によれば、全国15歳未満の子供の人口は、今年4月1日時点で1401万人となり、43年連続で減少している。子供の割合は50年連続で低下。地方は出生率が東京よりも高いが、東京の子供の数は150万人を超えて全国で突出し、若者が上京していることを暗に示す。そんな中、石破政権が発足して1カ月も経たないうちに衆議院選挙が実施され、地方創生を選挙公約の一つに掲げて戦った自民は大敗した。裏金で失った盤石な政権基盤。地方の振興で日本全体を元気にできるのかが注目される。地方創生の可能性と課題を追った。(中野淳)

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