総合

不確実性が増幅した一年 2024年 本紙・重大ニュース

 住宅・不動産業界の1年間を振り返ると、分譲マンション価格が高騰し、エネルギーや原材料費の値段が上がり建設コストが跳ね上がった。春季労使交渉(春闘)で賃上げ機運が盛り上がり、人手不足に伴い人材確保の面からも賃上げを押し上げた。コロナが明けてからは、オフィス市況が回復傾向に向かい空室率の低下と共に賃料が上昇トレンドに突入した。緩やかな経済回復を受けて総じてインフレ状態に見舞われた。ただ、昔からよく言われるように不動産という商品はインフレ経済に強い。経済が拡充し、賃上げが今後も続くようであれば、インフレ耐性が強まり、不動産市場にとってはプラスに働く。今年の重大ニュースをピックアップした。

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