売買仲介

東京地裁競売事情 2024年も低迷 競売物件数は減少止まらず 最高価格は新宿ゴールデン街 売却基準価格10倍で8千万円 詐欺由来が映し出す売買実態

 企業の倒産件数は増加傾向にあり、帝国データバンクによれば、2024年は全国で1万件に迫る水準だ。今後、倒産により競売不動産が増加するのか。不動産競売流通協会によれば、24年の競売物件は全国ベースで1万1415件と前年比で329件増加して09年以来15年ぶりに増加に転じたという。ただ、東京を切り取ってみれば競売市場の縮小傾向が続いている。都市と地方の不動産需要の強弱の違いが競売不動産マーケットにも濃淡を生み出している。東京地裁本庁のデータから競売不動産市場の巳年を展望する。(中野淳)

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