宅建試験に合格したら、みなさんは何をされますか?
仕事にいっそう邁進(まいしん)する? 就職・転職活動をする? 友達や家族と遊びに行く――なんていう楽しいプランもあるでしょう。でも、それもこれも、試験に合格すればこそ。まずは合格証を手にしなければなりません。
住宅新報社は、そんな皆さまを合格まで全力サポートすることを宣言します! 一人でくじけそうになったとき、ぜひこのページを開いてください。住宅新報社の総力を結集し、皆さまのやる気やニーズを満たすコンテンツを取り揃えてお待ちしております!
(住宅新報社 制作本部出版企画グループ一同)
氷見 敏明(ひみ としあき) 住宅新報専任講師
東京法科学院専門学校、東京商科専門学校での受験指導にはじまり、新潟会計ビジネス専門学校、亜細亜大学生涯学習推進室での宅建試験指導、中央大学生協主催の宅建試験講座を担当。住宅新報社、クレアールアカデミー、不動産会社等での宅建、マンション管理士受験指導等の多数の受験指導歴を持つ。『楽学宅建 一問一答』『楽学マンション管理士』『楽学管理業務主任者過去問5年間』(以上、住宅新報社)等、著書多数。
●第1回 不安に負けるな!残り45日間の勉強法
いよいよ9月に入りました。試験まで残り2カ月を切り、あせりはじめた受験生も多いと思います。ただ、いたずらにあせったところで、得点が上がる訳ではありません。それよりも、おおまかなもので構いませんので学習の計画を立ててみましょう。
計画を立てることによって、各科目に費やすことができる時間が明確になります。すると「ほどよい」緊張感が生まれます。ただし、あせりは禁物。この「ほどよい」というところが重要なのです。
9月5日から計算すると、10月20日の試験日まで45日間あります。これを、10月4日までの「30日間」、10月18日までの「14日間」、試験前日の「1日」という3つに区分します。
最初の「30日間」は、今までに解いたことのある問題の総復習にあてしましょう。「権利関係」「宅建業法」「法令上の制限及びその他の科目」に、それぞれ10日ずつ費やすことができます。この時に、ただ解くだけではいけません。間違った肢や、正解したものの忘れてしまいそうな肢を残らずチェックしていきます。
次の「14日間」は、最初の「30日間」でチェックした肢を繰り返し解いて、完璧に憶えてしまいましょう。
ちなみに、学習時間が足りなくてどうしてもすべての科目に手が回らないときは、「宅建業法」と「法令上の制限」に重点をおきましょう。「民法」については、10問出題されるうち5、6問正解できればいいやと割り切ってしまうことも、時には必要です。
ところで、試験前日の「1日」を何に使うかですって? それはまた別の機会にご説明します。楽しみにしていてください。
受験生の皆さまから、「借地借家法」が苦手だという話をよく聞きます。次回はこの「借地借家法」についてお話しようかな……。