不動産鑑定士レター 記事一覧
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不動産鑑定士レター 令和2年基準地価 全用途平均、3年ぶりの下落
全国平均では、全用途平均が平成29年以来3年ぶりに下落に転じた。 この1年間のうち、前半(令和元年7月1日~令和2年1月1日)においては、交通利便性や住環境の優れた住宅地、オフィス需要の強い商業地、訪問客(続く) -
鑑定士協連レター 公的土地評価の精度向上へ 均衡化と適正化が責務
日本不動産鑑定士協会連合会の公的土地評価委員会は、土地に係る課税の基礎となる固定資産税標準宅地及び国税路線価標準地の鑑定評価に関する事項、固定資産税評価における路線価付設業務に係る調査研究に関する事(続く) -
鑑定士協連レター 企画委員会のBCP対応 コロナ後の模索が始まる
20年2月27日午後5時過ぎ、安倍首相が新型コロナウイルス対策として全国の小中高校に対して臨時休校を要請した。コロナ禍により中国・武漢では都市封鎖を余儀なくされ、横浜に停泊していたプリンセスダイヤモンド号(続く) -
鑑定士協連レター トレンド踏襲の20年地価公示 地価上昇が地方に波及
全国平均では、全用途平均は5年連続の上昇となった。地方圏では、全用途平均・住宅地は2年連続、商業地・工業地は3年連続の上昇となった。地方圏のうち、地方四市(札幌市・仙台市・広島市・福岡市)を除くその他の(続く) -
鑑定士協連レター 総務財務委員会の運営 ウェブ会議を本格導入
他の資格者団体と同様に、我日本不動産鑑定士協会連合会も東京一極集中と会員の高齢化により組織運営が難しくなってきています。地方の不動産鑑定士の減少により会員数20人以下になっている士協会がある一方、1800(続く) -
鑑定士協連レター 社会経済の変化への対応 常に鑑定評価を精緻化
不動産鑑定士が鑑定評価を行う場合に従うべきルールとして、国土交通省が定めた不動産鑑定評価基準(以下「基準」という)がある。基準には、不動産の鑑定評価の基本的な考え方、手順および評価方法等が示されている(続く) -
鑑定士協連レター ジオパーク[隠岐諸島」 定住対策と島留学で人口流入
「隠岐は絵の島 花の島 磯にゃ 波の花咲く 里にゃ人情の花が咲く」 島根県隠岐の島の民謡「しげさ節」の一節です。隠岐の島という名前は聞いたことがあっても、どこにあるのか分からない人がほとんどで、ま(続く) -
鑑定士協連レター 情報セキュリティ対策 負託に足るシステム更改
情報と人間組織 社員がプライベートで使用するUSBメモリを社内のPCに接続したため、大問題になった――。総合ITベンダーで部門長をしている友人と飲んでいるとき、彼がこぼした言葉である。情報流出やウィルス感(続く) -
鑑定士協連レター 研修の充実に向けて 信頼に応える専門性を磨く
専門職業家において知識や技能の維持向上は必須であり、不動産鑑定士についても、不動産の鑑定評価に関する法律においてその義務がうたわれている。 17年に国土交通省から公表された不動産鑑定評価制度懇談会が(続く) -
鑑定士協連レター 平成31年地価公示 地価上昇、地方拡大が続く
平成31年地価公示によると、全国の全用途平均は4年連続の上昇となった。地方圏では、全用途平均・住宅地が平成4年以来27年ぶりに上昇に転じた。地方圏のうち、地方四市(札幌市・仙台市・広島市・福岡市)を除くその(続く) -
鑑定士協連レター 「ESG不動産投資」 投資原則を踏まえた鑑定評価
日本不動産鑑定士協会連合会では国土交通省の「ESG投資の普及促進の勉強会」に委員として参画すると共に、18年3月に公表された同勉強会の最終取りまとめに対応して、不動産鑑定評価への反映について取り組みを進め(続く) -
鑑定士協連レター 国際委のミッション 国際行事の活発な交流続く
日本不動産鑑定士協会連合会の国際委員会は、(1)評価基準のグローバル化への対応、(2)業務領域の拡大、(3)海外の評価団体との協力の推進という3つを基本的ミッションとして活動している。これらのミッションを達成(続く) -
鑑定士協連レター 不動産鑑定士の広報戦略 知名度向上へ若者にPR
知名度は低いものの、不動産鑑定士が社会的に担っている役割は極めて重い。 地価公示をはじめとする固定資産税や相続税などの公的土地評価、金融機関の担保評価、不動産の証券化にあたっての評価、都市再開発の(続く) -
鑑定士協連レター コンパクトシティと地価回復 地方都市の価値創造を
【人口減少と地価動向】 わが町和歌山市、徳川御三家紀州藩の城下町である和歌山市の人口は、昭和60年で約40万人あったが、平成30年で約38万人にまで減少し、高齢化率は30%を超える。平成52年には約28万人にまで(続く) -
鑑定士協連レター 都道府県地価調査 全用途平均が27年ぶり上昇
18年都道府県地価調査がこのほど発表された。全国平均では、全用途平均は91年以来27年ぶりに上昇に転じた。用途別の概況をまとめた。 【住宅地】 全国的に下落幅の縮小傾向が継続している。 東京圏(続く) -
鑑定士協連レター 不動産鑑定士になりませんか? 選べる仕事の幅が広がります
今年も、猛暑の8月4日~6日に不動産鑑定士の論文式試験が東京・大阪・福岡の3会場で行われました。受験された皆様、お疲れ様でした!合格発表は10月19日の予定です。当業界にたくさんの合格者の方々が入って来られ(続く) -
鑑定士協連レター ものづくり静岡県 現在の立ち位置と将来への不安
静岡県の最大の特色は日本第3位のものづくり県であることで、その基礎は静岡から半径300キロメートル圏内に日本の人口の60%以上、日本のGDPの70%以上が集中する日本最大のマーケットが存在することにある。 この(続く) -
鑑定士協連レター 「不動産鑑定契約のあり方(受任者選定方式等) に関する基本的見解」の公表について 適切な活用への願いと意識啓発も
「不動産鑑定業務の受任者選定方式に、価格(報酬)に重点を置いた選定はなじまない。」 不動産鑑定評価への正しい理解なく、適切な活用はあり得ない。当たり前なことであるが故に連合会はこれまで敢えて声高に(続く) -
鑑定士協連レター 福井豪雪と新幹線延伸 リアルタイム情報を発信したSNS
【サンマル豪雪】 18年2月3日から7日にかけて、福井県嶺北地方北部を中心として37年ぶりの豪雪があった。5日正午に積雪69センチだったものが、6日正午には130センチに達し、7日には積雪147センチを記録した。 (続く) -
鑑定士協連レター ひたちなか海浜鉄道湊線 異例の延伸計画、ぜひ実現を
ひたちなか海浜鉄道湊線は茨城県中央部の太平洋沿いに位置し、JR常磐線勝田駅を起点にひたちなか市の旧那珂湊市域を結ぶ地方ローカル線です。県内では05年に日立電鉄線が、07年に鹿島鉄道が廃線となり、経営環境が(続く)