不動産鑑定士レター 記事一覧
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鑑定士協連レター ようこそさっぽろ インバウンド、増えています
●上期で初の100万人超 札幌市の発表によると、17年度上期の外国人宿泊者数は110.9万人と5年連続で過去最多を更新し、前年度の89.4万人に対して21.5万人(24.1%)の増加となり、上期で初めて100万人を超えた。国・地(続く) -
鑑定士協連レター 岩手県既存住宅流通協の役割 第三者の立場でアドバイス
【県内の地価動向】 地価公示が発表され、岩手県全体では住宅地で17年連続の下落、商業地では25年連続の下落となりました。住宅地について、県庁所在地である盛岡市内で見ると、盛岡南新都市地区など人気の高い(続く) -
鑑定士協連レター 18年地価公示 地価上昇が全国的に波及
【住宅地】 全国的に雇用・所得環境の改善が続く中、低金利環境の継続による需要の下支え効果もあって、利便性の高い地域を中心に地価の回復が進展している。 東京圏の平均変動率は5年連続して上昇、大阪圏の(続く) -
鑑定士協連レター 固定資産の減損処理と不動産鑑定評価基準 専門家の知見利用で適切処理を
■固定資産の減損処理の流れ 固定資産の減損処理は(1)減損の兆候判定(2)減損損失の認識の判定(3)減損損失の測定という手順で適用し、減損損失を認識すべきであると判定された固定資産については、帳簿価額を回収(続く) -
鑑定士協連レター 民法改正 契約書の重要性より大きく
●改正の概略 今回の民法改正は、契約関係を中心とした改正となっています。民法は、第1編総則・第2編物権・第3編債権・第4編親族・第5編相続から構成されています。今回の民法改正は、主に第3編債権に関する規定(続く) -
鑑定士協連レター シンガポールの不動産(その2) 楽観(売買)と悲観(賃貸)が交錯
08年の金融危機からの住宅市場回復過程において、急激な住宅価格の高騰に直面したシンガポール政府は、09年以降累次にわたって住宅価格の抑制策を展開してきた。 特に追加的購入者印紙税(ABSD: Additional Buy(続く) -
鑑定士協連レター 17年基準地価の動向 商業地、観光需要の高まりで
全国平均では、全用途平均は下落しているものの下落幅の縮小傾向が継続している。 【住宅地】 全国的に下落幅の縮小傾向が継続している。東京圏の平均変動率は4年連続して小幅な上昇、大阪圏の平均変動率は3年(続く) -
鑑定士協連レター 『神やどる島』宗像・沖ノ島と関連遺跡群 世界遺産登録、不動産需要にプラスの影響
7月9日にポーランドのクラクフで開催された世界遺産委員会で、宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界遺産に登録されました。 世界遺産とは「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づいて「世界遺産リス(続く) -
鑑定士協連レター 北海道倶知安町での話 外国人投資で珍現象相次ぐ?
マスコミ報道などでご存じの方も多いかもしれませんが、北海道倶知安町のリゾートエリアでは、03年頃からコンドミニアムなどに対する豪州系資本の投資が活発化。リーマンショックや東日本大震災で一時的に沈静化し(続く) -
鑑定士協連レター 地方創生と地価 地価下落、憂慮の必要ない
◆元祖地方創生のまち 徳島市に隣接する神山町は、過疎と高齢化が急速に進んでいる典型的な地方の町の一つです。昭和30年代に2万人を超えていた人口は、現在5500人程度に減少しており、毎年2~3%、人口減少が進ん(続く) -
鑑定士協連レター 秋田県人口、100万人割れ 新たな視点で市場活性化も
秋田県の人口は17年4月1日現在で99万9636人となり、戦後初めて100万人を割り込んだ。90万人台となるのは1931年以来86年ぶりのこと。そこで本県の人口問題を考えてみた。 秋田県は56年の135万人を最高に、一時期(続く) -
鑑定士協連レター 圏央道、茨城県間が開通 物流施設需要で地価上昇も
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の境古河-つくば中央インターチェンジ(IC)間が去る2月26日に開通した。千葉県から神奈川県までの5都県がつながり、東名高速道から東関東自動車道までが接続した。茨城県内の周辺地(続く) -
鑑定士協連レター 17年地価公示が示すもの 土地需要、経済合理性軸に
実態はまだら模様 今年の地価公示結果は、数年来の需給動向の延長線上にあることを示す結果となりました。東京や大阪の都心など特殊な上昇を示す地点はあるが、全国を一括りにすれば極めて堅調な推移であること(続く) -
鑑定士協連レター 大河ドラマご当地の地価 観光、経済効果に期待
(1)「おんな城主 直虎」の地元浜松市 浜松市の北区引佐町井伊谷を舞台としたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」がこの1月にスタートした。正直、私を含めた浜松市民でさえ、大半の人が直虎の存在を知らなか(続く) -
鑑定士協連レター スポーツの島、佐渡 自転車、トライアスロンなど
佐渡島。新潟県西部に位置する面積855.61平方キロメートル、海岸線281.5キロの島で、本州など主要4島と北方領土を除く日本の島で沖縄本島に次ぐ面積を持つ。ほとんどの人が知っている島だが、実際に訪れたことのあ(続く) -
鑑定士協連レター 臨海副都心BRT事業 レガシーとなる新たな交通手段
■路面電車の盛衰□ 「この辺りは昔、路面電車が走っていてねえ、銀座も赤坂もそれで行けたんだよ」 片側3車線の幹線道路である新大橋通りを眺めながら、中央区日本橋浜町に住む、その時代を知る年配者に(続く) -
鑑定士協連レター 「真田丸は…」 〝観光立県〟目指す和歌山
◇伊都郡九度山町 16年のNHK大河ドラマ真田丸の舞台となった各地の状況は? 筆者の住む和歌山県では伊都郡九度山町がその舞台の一つ。道の駅や駐車場などのインフラ整備や各種イベントの開催もあって、日帰り客が(続く) -
鑑定士協連レター 新幹線延伸後の長野駅周辺の変化 通過駅の不安は解消したが…
北陸新幹線長野~金沢駅間が延伸開業して来年3月で2年になる。JRによると、長野駅の1日当たり平均乗車人員は15年度が7738人と前年度比で約14%の増加。通過駅となる不安はあったものの利用者は順調に推移している。(続く) -
鑑定士協連レター 16年地価調査について 拡大しつつある格差示す
16年地価調査が公表され、直近の地価動向の全国的な堅調さが明らかになりました。最近の地価公示、地価調査が示す不動産市場の状況は、全国を一括りにすれば堅調と言えますが実態はまだら模様です。インバウンドや(続く) -
鑑定士協連レター 松江城の国宝指定 ブームを持続的なものに
15年7月に松江城が国宝に指定されて1年余。国宝指定でまちはどう変わったか、地価に影響があったかについて述べてみたい。 ○松江市の観光資源 私の住む松江市は松江藩の城下町。島根県の県庁所在地として発展(続く)