国土交通省の調査によると、6月の住宅着工戸数は前年同月比5.8%増の7万2687戸だった。3カ月連続の増加。季節要因を調整した年率値は81.7万戸だった。この結果について国交省は、「厳しい雇用、所得環境が続いているほか、東日本大震災の影響もあり、一部で弱い動きが見られる」と話している。
利用関係別に見ると、貸家は前年同月比4.6%増の2万6023戸で9カ月ぶりの増加。持家は同2.6%減の2万6931戸、分譲マンションは同47.9%増の8812戸、分譲戸建ては同5.6%増の1万203戸だった。
また、都道府県別に見ると、宮城県で前年同月比35.2%増の1018戸となった。貸家が同53.8%増、分譲住宅が同212.9%増。震災被災者の住み替えが進んでいることが影響した模様だ。
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