森ビルは9月15日、東京23区の大規模オフィスビル市場動向調査を発表した。事務所の延べ床面積が1万平方メートル以上で、1986年以降竣工のオフィスビルが対象。
それによると、今後5年間の供給量は年あたり96万平方メートルで、過去平均の102万平方メートルを下回ると予測した。2011年と2012年はそれぞれ137万平方メートル、154万平方メートルと過去平均を上回るものの、2013年が65万平方メートル、2014年が79万平方メートル、2015年が45万平方メートルとなるとの見込みで過去平均を大幅に下回るという。
また2011年通期予測では、新規供給137万平方メートルに対して、吸収量(新規需要)は118万平方メートルで推移し、年末の空室率は前年の6.5%から6.7%へ0.2ポイントアップする見通しだ。その後、2012年は新規供給154万平方メートルに対して吸収量157万平方メートル、2013年は新規供給65万平方メートルに対して吸収量81万平方メートルと吸収量が新規供給を上回り、空室率は2011年をピークに低下し、2012年は6.2%、2013年は5.5%になるとしている。
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