アドミラルコーポレーショングループのアドミラルホームズはこのほど、東急東横線・目黒線新丸子駅徒歩2分の場所で分譲中だった総戸数20戸のコンパクトマンション「レ・ベント武蔵小杉」(川崎市中原区、地上8階建て)の販売を完了した。
平均坪単価は280万円の設定だが、グロス価格を抑えることで「買いやすさ」をアピールした。
専有面積を絞ることで価格を調整したが、コンパクトマンションにおける一般的な「売れ筋」の広さは40平方メートル前後。今回の物件は、最上階の2戸を除き27平方メートルタイプが6戸、30平方メートルタイプが12戸。通常であれば苦戦が予想されたが、3畳の広さながら独立の寝室部屋をプランニングできたことが奏功したようだ。「敷地形状に合わせ、デッドスペースを極力なくすことができた」(同社)
ボリュームゾーンのグロス価格を2500万円前後に設定し、様々な単身者層に購入の検討機会を提供。震災直後の反響は芳しくなかったが、5月のゴールデンウイーク以降はコンスタントに契約が入り、9月のシルバーウイークで販売は終了した。ほぼすべてが実需だったという。