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「六本木ヒルズ」が緑化コンクールで都市緑化機構会長賞に

 森ビルが運営する「六本木ヒルズ」(東京都港区)がこのほど、第10回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクールの「壁面・特殊緑化部門・都市緑化機構会長賞」を受賞した。人工地盤を活用した緑化と、制震装置の役割を果たす屋上庭園の緑化が評価された。
 財団法人都市緑化機構が主催するこのコンクールは、通常の方法では緑化が困難な空間において積極的に緑化に取り組み、優れた成果を上げている企業・団体を顕彰することで、豊な都市生活の実現に寄与することを目的に開催されている。
 六本木ヒルズは、敷地の25%が緑で覆われ、ヒートアイランド現象の緩和に貢献すると同時に、屋上庭園にある水田・菜園での農業体験、ガーデニングクラブなどのコミュニティ活動にも活用されている。また映画館が入る「けやき坂コンプレックス」には、土壌や植栽で重くなる屋上庭園と建物本体とを絶縁することで積層ゴムと制震ダンパーが地震エネルギーを吸収し、建物本体の揺れを軽減するシステムが導入されている。