政策

中古流通活性化へフォーラム、情報提供や不動産業者の役割など議論 国交省

 国土交通省は10月21日、中古住宅をはじめとする不動産の流通活性化に向けた具体策を検討するフォーラムを開始する。消費者にとって魅力ある中古市場を形成するために求められる情報やその提供に向けた不動産業者の役割などが論点。委員は、不動産業者や学識経験者のほか、鑑定業、インスペクション業、リフォーム業、金融業など多方面にわたる。2012年6月ごろをメドに提言を取りまとめ、2013年度予算要求や制度改正などにつなげる。

 フォーラムでは、耐震性や瑕疵の有無、また価格の適切性といった消費者が中古住宅を購入する上で求める情報を検討、整理する。そのうえで、それらの情報をいかに提供していくかや、消費者との窓口になる不動産業者の役割などを議論する方針だ。