三井住友銀行は、環境に配慮したビルディングの環境性能などを評価し、融資実行時に評価結果を還元する「SMBC環境配慮ビルディング評価融資」の取り扱いを始めた。企業が所有、建設するビルディングについて、国内外の認証制度の要素を加味した独自の評価体系を構築。ビルディングの環境性能や持続可能性確保のために必要な耐震などの「リスク管理」、更にはそれらを推進する「経営者の方針と実践」などを5段階で評価する。評価結果に応じて融資条件を設定すると共に、取り組み内容に関する今後の改善余地を簡易診断の形で提供する。
評価手法の導入にあたっては、CSRデザイン&ランドスケープ株式会社に制度設計と評価業務を委託。新日本有限責任監査法人から制度設計に関する専門的な知見の提供と各評価の妥当性の確認を受ける。
第1号案件として、平和不動産株式会社が保有する「セントライズ栄」(名古屋市)をプラチナ評価、「東京証券取引所ビル」(東京都中央区)をゴールド評価として評価し、同社に対してSMBC環境配慮ビルディング評価融資を実行した。
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