日本賃貸住宅管理協会・レディース委員会が賃貸管理業に従事する女性を対象に行ったアンケートによると、不動産業界について76.4%が「魅力を感じる」と答えた。その具体的な内容は、「自分の能力向上につながる」が40.1%で最多。「生活基盤としての住宅を提供している」(38.5%)がこれに続いた。同様に、今後も働きたいかを聞くと87.3%が「働きたい」と回答した。
一方、家族や知人、子供に業界で働くことを勧めたいかについては、「勧めたくない」が過半数を超えた。その理由として、「休暇が不定期」(35.0%)「業務が過酷」(25.2%)「女性の働く環境が整備されていない」(21.0%)といった声が挙がった。特に「働く環境の整備」については、女性が長く勤めるのに必要だと思われる改善策として、「家事・育児のための勤務形態」(60.8%)が指摘された。
調査は8月に実施。882人から有効回答を得た。