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中古の成約件数、マンションが再び前年比減 東日本レインズ、11月の首都圏流通動向

 東日本不動産流通機構(東日本レインズ)がこのほどまとめた首都圏における11年11月の流通市場動向によると、前月に震災後初めて前年同月を上回った中古マンション成約件数が、再び下落した。ただ、震災直後に2ケタを記録した下落幅は縮小傾向にある。一方で中古戸建ては、2カ月連続で前年同月を上回った。
 中古マンションの成約件数は、2497件(前年同月比3.9%減)。都県別では、埼玉県(342件、同0.9%増)が増えたほかは前年同月を下回っており、特に千葉県(300件、同15.0%減)の落ち込みが激しい。
 一方で成約単価(1平方メートル)は、38.18万円(同5.4%下落)。成約価格は2470万円(同7.2%下落)で、4カ月ぶりに2500万円を下回った。平均築年数は18.4年で、ここ数カ月目立った変化はない。
 中古戸建ての成約件数は、910件(同5.4%増)。横ばいの東京都(258件)を除く3県はいずれも前年同月比がプラスで推移しており、中でも埼玉県(202件、同16.8%増)の伸び率が大きい。
 また、成約価格は3027万円(同0.1%上昇)、平均築年数は19.2年だった。
(http://www.reins.or.jp/)