森トラストは、2月3日に東京都が東京駅、新宿駅、池袋駅などで同時に実施する「帰宅困難者対策訓練」に協力する。東京駅に隣接する同社保有のオフィスビル「丸の内トラストシティ」で帰宅困難者受け入れ訓練を行うほか、救援物資を提供する。同施設は、都市再生特別地区の都市計画に基づくプロジェクトとして、帰宅困難者の一時的な避難などを支援する場所を整備しており、今回の大規模な訓練に協力することにした。
東日本大震災では、仙台で同社が運営する施設が、帰宅困難者の一時避難場所として機能した。被災地での経験を踏まえ、同社では都市開発において地域と連携した防災機能の向上に努め、行政機関などと共に強固な事業・地域継続計画の確立に向け様々な取り組みを行っている。
同訓練の実施主体は、東京都、埼玉県、千代田区、新宿区、豊島区。場所は東京駅・新宿駅・池袋駅のほか、臨海部を予定している。帰宅困難者の保護・誘導や、迅速な情報提供も訓練項目としている。
(http://www.mori-trust.co.jp/)