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新日鉄都市など3社、渋谷で建て替えマンション 112戸を220戸に、最多は「億ション」

 新日鉄都市開発、三井物産、NTT都市開発の3社はこのほど、渋谷区神宮前3丁目で開発中の分譲マンション「ザ・神宮前レジデンス」(東京地下鉄銀座線外苑前駅徒歩7分など)のマンションギャラリーをオープンした。

 同物件は、旧日本住宅公団(現・都市再生機構)が1957(昭和32)年に建築した112戸の「原宿住宅マンション」の建て替えプロジェクト。従前は84%の容積率の活用だったが、総合設計制度などで346%まで引き上げることができた。地上18階地下2階建て・総戸数220戸規模のマンションとなる。

 220戸のうち、地権者分を除いた148戸を販売する。間取りは1~3LDK(専有面積50~128平方メートル)タイプで、90平方メートル以上の「億ション」住戸は全体の約40%。平均坪単価は400万円台中盤を予定しており、1億2000万円台が最多価格帯。

 昨年12月から優先案内を開始し、これまでの反響数は約2500件、来場者は500組に上る。年齢層は30~60代と幅広く、日本人が大半を占めるという。第1期の販売戸数は47戸を予定している。竣工予定は13年4月。