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本社移転、過去5年で最多 帝国データ調べ

 帝国データバンクによると、2011年に本社を移転した企業は1万621社(判明ベース)に上り、過去5年で最多となった。2011年は前年の減少から一転、前年比5・8%増加し、これまで過去最多だった2009年を87社上回った。
 このうち東日本から西日本への本社移転が判明したのは111社。業種別ではソフトウェア業が613社で最多となるなど、固定設備の少ない業種が上位を占めた。不動産代理・仲介業は201社で7番目、不動産賃貸が183社で9番目に多かった。
 同社によると、「東日本大震災後、リスク分散や電力不足対応などの観点から検討を進め、本社移転を実施した企業も少なくない。企業活動に多大な影響を与えた」と指摘している。