リクルートは6月5日、賃貸住宅の管理会社向けに、物件レポート作成サービスを始めた。同社が運営する不動産・住宅情報サイト「SUUMO」掲載の物件情報を活用し、管理物件周辺の賃料相場や設備搭載状況を表やグラフで表示できるようにした。オーナーへの空室対策の提案ツールとして活用してもらう。
レポート内容は、「周辺相場」と「設備」の2つ。相場レポートでは、SUUMOに掲載されている物件情報の中から、立地や間取りの点で管理物件と類似している、いわば競合物件を最大6物件選定。賃料や礼金・敷金、専有面積、築年数などを比較できるようにした。
また、設備レポートでは、「バス・トイレ別」「洗面所独立」「フローリング」「即入居可」「保証人不要・代行」といった付帯設備や契約条件などの各項目について、周辺物件の設置率やSUUMOでの検索率を表示する。
管理会社にとって、これまで同様のレポートを作成するには、時間や手間の負担が大きく、比較するデータの客観性が課題だったという。現在SUUMOの物件掲載数は約140万件。
