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インスペクション&保証を自社で 東急リバブル「あんしん仲介保証」開始

 東急リバブル(東京都渋谷区)は10月1日、既存住宅の売買仲介において最長1年間の瑕疵(かし)保証を行う「リバブルあんしん仲介保証」を開始した。既存住宅売買瑕疵保険などを活用した保証制度は事例があるが、仲介会社が自社で検査・保証を無料提供するサービスは業界初とみられる。
 対象は、築25年以内のマンションと築20年以内の戸建て住宅。専任・専属専任媒介契約を締結した物件についてインスペクション(建物診断・検査)を行い、同社の定める基準に適合した場合に引き渡しから1年間、対象部位に不具合が生じた際の補修費用を最大250万円保証する。検査と保証に係る費用は同社が全額負担する。
 インスペクションについては、マンションは同社社員が実施し、戸建ては建物検査機関のジャパンホームシールド(東京都墨田区)に委託。構造上主要な部位(戸建てのみ)と雨漏り、給排水管の故障、シロアリ被害が対象部位となる。
 実施エリアは首都圏。サービス利用者には住宅設備保証やシロアリ予防処理、耐震診断といった有償のオプションプランも用意した。設備保証については2013年3月末まで無料キャンペーンを行う。