政策

「著しく危険な密集市街地」、全国に5745ヘクタール 地震防災対策で国交省調査

 国土交通省はこのほど、「地震時等に著しく危険な密集市街地」が全国に197地区・5745ヘクタールあると発表した。
 指摘された地区は、「密集市街地のうち、延焼危険性または避難困難性が高く、地震時などにおいて最低限の安全性を確保することが困難である、著しく危険な密集市街地」と定義されたもの。面積で見た場合、大阪府と東京都で約7割を占め、大阪府は2248ヘクタール、東京都は1683ヘクタールに上った。
 各自治体では改善に向けた取り組みを実施中で、2020年度までには概ね解消する目標を定めている。