野村不動産は、新たに都市型商業施設開発を「GEMS(ジェムズ)」シリーズで展開していく。分譲マンションの「プラウド」、中規模オフィスビルの「PMO」に続く3つ目としてブランド化していく。このほど第1弾として東京・渋谷3丁目に「GEMS渋谷」を竣工した。周辺のオフィスワーカーをターゲットとする飲食中心のビル。10月23日に開業する。
JR渋谷駅新南口から徒歩1分の立地。敷地面積は103坪で、地下1階、地上9階建て。飲食9、物販1の計10店舗がワンフロアに1店舗ずつ入る。同社によると、周辺には3・5万人のオフィスワーカーがいるものの、飲食店数が少ないという。「特に大人が気軽に楽しめる落ち着いた空間へのニーズ高い」(同社)と判断した。客単価は3500~4500円を想定する。
今後は、この「GEMS」ブランドで継続的に商業施設を開発していく。JR山手線エリアからスタートし、順次拡大していく。駅から近い立地で、敷地面積は80~100坪、テナント数は9~10店舗規模を基準とする。用地取得から開発、リーシング、運営まで野村不動産グループで行う。