マンションストックの老朽化が進んでいることから、6年後の2019年には3回目の大規模修繕が必要になるマンションが、1回目、2回目のマンションよりも多くなることが、マンションデータサービス(庄田吉衛社長)の調査で分かった。大規模修繕の時期をこれまでの事例から12~13年周期とし、首都圏にある5万超の分譲マンションを分析した。
それによると、現時点(13年1月)では大規模修繕が必要になっているマンションは1回目(築11~15年)8651件、2回目(築24~28年)5746件、3回目(築37~41年)2956件の順となっている。しかし、2019年には3回目が7311件、2回目が6414件、1回目が6230件となり、順位が逆転するという。
これは、「ここ10年ぐらいは新規分譲マンションの竣工が減少を続けているため」(庄田氏)だ。これまでは、大規模修繕といえば第1回目が中心となっていたストック市場だが、今後は3回目以降の工事が最も大きなウェートを占めることになる。
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