マンション・開発・経営

東京都心ビル、空室率が安定化 2月市況

 賃貸オフィス仲介の三鬼商事の調査によると、東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の2月末時点の平均空室率は8.57%(前月比0.01ポイント改善)で、ほぼ横ばいで推移した。新たに竣工した大規模ビルの稼働率が概ね順調だったほか、既存ビルにも統合などに伴う成約の動きが見られたようだ。

 また、三幸エステートの調査では、2月の東京都心5区大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)の空室率は6.23%(前月比0.31ポイント改善)で、3カ月連続の低下となった。2012年6月に記録した7.21%をピークに緩やかな低下が進んでおり、ピーク時を1%程度下回る水準まで改善が進んでいる。