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大阪市の超高層マンション、販売5カ月で過去最高の契約戸数

 オリックス不動産(東京都港区)、大京(東京都渋谷区)、京阪電鉄不動産(大阪府大阪市)、大和ハウス工業(大阪府大阪市)、大阪ガス都市開発(大阪府大阪市)が大阪市西区で開発を進めている西日本最大級の超高層マンション、「大阪ひびきの街 ザ・サンクタスタワー(総戸数874戸)」が販売開始から5カ月で、総戸数の74%に当たる648戸を契約した。不動産経済研究所の調べによると、1995年以降に近畿圏で販売した新築マンションにおける初月から5カ月間での契約戸数としては、過去最高だという。契約者からは、制振構造の採用や防災備品の備蓄、災害情報の共有や入居者の安否情報の管理などを行う独自の防災コミュニティシステムの導入といった、防災機能の強化などが評価されたようだ。

 契約者の現居住地は、地元大阪市西区が27%で最多。同市内全体では55%を占める。年齢は30代~40代で54%。60歳以上も14%に上る。

 同物件は地上53階建て。大阪市西区新町1丁目に立地。竣工は2015年3月の予定。販売開始から5カ月間の販売住戸の概要は、専有面積38~156平方メートル、間取りは1DK~4LDK、価格は2020万~1億3780万円。なお、同物件は今夏までの完売を目指している。