東京カンテイ(東京都品川区)がこのほどまとめた4月の分譲マンション賃料(分譲マンションの月額募集賃料を集計・算出し1平方メートル換算で表記)によると、昨年末にかけて賃料水準が急上昇した首都圏などで一服感が出ている。
3カ月ぶりに下落した首都圏(2527円、前月比0.6%下落)は、東京都(2978円)と東京23区(3082円)が共に前月とほぼ同値だった。昨年末に投資目的とみられる物件を含めて築浅事例が急増し、平均賃料が上昇。4月はその水準を維持した形だ。近畿圏(1814円、同1.7%上昇)は1800円の大台を突破。賃料水準の高い大阪府(1898円、同0.6%上昇)の事例数増に加えて、兵庫県(1721円、同1.4%上昇)が上昇基調であることが寄与した。中部圏(1571円、同1.2%上昇)でも上昇が続いており、愛知県(1599円、同1.5%上昇)は1600円の大台が目前だ。
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