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新日鉄興和不など 渋谷区の高級マンション、年明け以降に販売加速

​​ 新日鉄興和不動産(東京都港区)と三井物産(東京都千代田区)、NTT都市開発(東京都千代田区)が東京都渋谷区神宮前で開発を進めていた平均坪単価442万円の高級マンション「ザ・神宮前レジデンス」(事業協力者住戸72戸含め総戸数220戸)の販売が年明け以降、加速している。2012年1月のモデルルーム開設後、1年間での契約戸数は60戸程度にとどまっていたものの、年明け以降、株高と連動する形で販売が加速。約半年で60戸超契約し、進捗率は84%(契約戸数は125件)に上った。特に年明け以降の販売では、円安の影響もあり、シンガポールや香港、台湾などの海外富裕層・投資家の購入が目立ち、約15%を占めたという。契約者からは、都心部の地価上昇に伴う今後の資産としての期待感などが評価されているようだ。

 同マンションは旧日本住宅公団(現・都市再生機構)が1957年に建築した地上4~5階建て全6棟、総戸数112戸の原宿住宅マンションの建て替え案件。都心立地かつ高付加価値で、販売住戸148戸のうち半数以上が1億円以上となっている。地上20階地下1階建て。このほど竣工した。