神奈川県南足柄市で木造としては国内最大級の有料老人ホームの計画が進んでいる。施主は同市内でデイサービスやグループホームを運営する和らぎ(神奈川県南足柄市)。地元の設計事務所や工務店などが設計・施工を担当し、建築用建材の販売や戸建・マンション分譲などを行うナイスグループのパワービルド(京都府京都市)が大規模木造建築物の構造躯体などを提供した。
同有料老人ホームは、延床面積約2400平方メートル。定員50人分の居室のほか、中庭や温泉施設などを計画している。2013年4月に着工。竣工は2014年3月の見通しだ。
和らぎにとって今回の有料老人ホームは、3件目の高齢者施設。いずれも木造で計画しており、同社の田代哲也代表取締役はその理由について、「木造は日本の気候に適している。また、高齢者に快適な環境が提供できる」と話す。