ザイマックスは10月11日、防災に関し企業がどのような意識を持ち、備えているかについて、オフィスビルに入居するテナント企業にアンケート調査を実施し、結果を発表した。
それによると、災害発生前の事前対策として、「什器などを壁・床に固定している」は30%、「ヘルメットを従業員に配布している」は33%だった。発生後の応急対策として、首都圏で「水を備蓄している」企業は75%に上った。ただ、備蓄量としては平均すると2日分で、都条例義務の3日分またはそれ以上備えている企業は首都圏でも58%だった。復旧対策として最も取り組みが進んでいるのは「データのバックアップ体制の整備」で62%、「BCP(事業継続計画)を策定している」企業は38%と4割未満だった。
この調査は、ザイマックスグループが管理するオフィスビル入居テナント企業2100社にアンケートしたもの。1312社から回答を得た(回答率:62.5%)。