CBREが10月23日に発表した賃貸物流施設動向(2014年第3四半期)によると、空室率は、首都圏、近畿圏ともに前期よりも低下したことが分かった。
首都圏を見ると、今四半期の新規供給は1棟のみで、満床で竣工。前期までに竣工した新築物件の空室も徐々に消化され、空室率は4.9%(前期6.1%)に低下した。年末までに竣工する3棟はすでに一部の空室を残すのみの状況で、空室率は更に低下する見込み。
近畿圏でも空室率は0.4%(前期比0.4ポイント減)に低下した。ニーズが大型化しており、1万坪前後の需要も見られ、業種も消費財から家電、建材、メーカー物流まで幅広い。供給バランスがタイトの中、貸主は賃料アップを狙っており、第3四半期では一段高い賃料での成約実績が出てきたという。