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活性炭とバイオによる油汚染土壌対策工法を開発 大和ハと立命館大

 大和ハウス工業と立命館大学生命科学部の久保幹教授は、鉱物油で汚染された土壌の対策工法として、活性炭とバイオ(油分解菌)を組み合わせた「オイルバクット工法」を開発した。同工法は9月10日、日本材料学会において技術認証を取得した。

 ガソリンスタンド跡地や工場跡地等の油で汚染された土壌に、活性炭とバイオを加え混合することで、油臭・油膜を1時間で解消した上で、油を分解できる。通常の油汚染土壌対策として利用される「土壌入れ替え」と比較した場合、土壌の運搬や焼却処理が不要のため、コストを約50%削減できると共に、CO2排出量も約70%低減できるという。