三鬼商事はこのほど、東京都心5区のビル市況(2月)をまとめた。5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の平均空室率は5.31%で前月比0.05ポイント低下した。統合などに伴う大型成約の動きが相次いだが、大規模を含む3棟の新規供給があり、この1カ月に減少した空室面積は1900坪にとどまった。
5区の平均空室率は1万7167円。前年同月比5.64%上昇、前月比では0.34%上昇した。条件良い大型空室への引き合いが好調に推移し、既存ビルの一部に品薄感が強まったため。上げ幅は小さいものの、前年同月比では9カ月連続、前月比では14カ月連続の上昇となった。