JLLグループはこのほど、投資分析レポートをまとめた。2015年通年の世界の商業用不動産投資額は速報ベースで6890億ドル(前年比3%減)だった。地域別では、アメリカ大陸の投資額が前年比4%増の3130億ドルで、リーマンショック前のピーク(2007年)の投資額3040億ドルを超えた。一方、EMEAの投資額は2530億ドル(前年比9%減)、アジア太平洋地域の投資額は1230億ドル(同6%減)だった。ドル高により、日本やオーストラリアの投資額が現地通貨に対して約20%目減りしていることが影響したという。