大東建託は、「いい部屋ネット」に物件写真自動掲載システムを試験導入した。これまでは営業スタッフが1枚ずつの画像を手作業でリビングやキッチン、玄関などのカテゴリに分類してシステムに登録してきた。今回のシステムでは、フォルダに部屋ごとの写真をまとめて登録するだけでAI(人工知能)が自動で各カテゴリに分類。ウェブサイトへの掲載作業も自動化され、作業時時間が大幅に削減されるという。
同社グループが管理する賃貸住宅は 現在103万戸を超える。年間30万件の登録作業が発生しており、1部屋当たり約20枚の画像を掲載しているが、この作業が大きな負担となっていた。新システムの導入により、作業量は1物件当たりで約70パーセント、1カ月当たりの時間換算で約3000時間を短縮できる見込み。当面、大東建託パートナーズの19営業所で試験導入し、7月初旬から全179営業所へ展開する予定。