東急電鉄は、東京都が18年度から開始している、起業家を支援する「空き家活用モデル事業」のコーディネーター事業者に選定された。
この事業は空き家問題の解決を目的として、空き家を活用した事業プランを考える起業家を支援するもの。同社が展開する「東急電鉄 住まいと暮らしのコンシェルジュ」という事業を通じて、起業家からの相談を受け付ける。
同社は09年より東急線沿線駅前の窓口で不動産関連の相談を宅地建物取引士、建築士などの有資格者が受け、約190社の提携企業をワンストップで紹介する無料サービスを行っている。このサービスを行う5店舗のうち、目黒店、二子玉川ライズS.C.店を中心に起業家の相談を受ける。また、提携企業を活用した幅広い提案に加え、同社内の沿線資産活用相談拠点(都内3カ所)を生かして、空き家物件の紹介を行う。
同社は今後、ベンチャー企業を対象とした事業共創プログラム「東急アクセラレートプログラム」と連携して、起業家への空き家情報提供の支援も行う予定。
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