アットホームの調査によると、6月の首都圏における居住用賃貸物件成約数は1万6781件で、前年比6.3%減となり、5カ月ぶりにプラスとなった前月から再びマイナスとなった。
エリア別に見ると、東京23区は、7837件で前年比4.4%減。東京都下は1269件で同14.5%と二桁減。神奈川県は4367件で同2.8%減。埼玉県は1520件で同21.3%減と4カ月連続で二桁減となり、同15カ月連続の減少となった。千葉県も1788件で同1.4%減と減少に転じ、16カ月ぶりに全エリアでマイナスとなった。ただ、23区の中古アパートへのニーズは高く、直近13カ月中12カ月で増加している。
新築物件の成約数は、マンション、アパートともに再びマイナスとなったが、シングル向けは、マンションが4カ月連続増、アパートは8カ月連続増と好調を維持している。
成約物件の戸当りの賃料指数は、マンションは新築が110.6で前月比再び上昇。中古は88.5で同3カ月ぶりに上昇。アパートは新築(96.1)が同2カ月連続の下落。中古(98.1)は同再び上昇となった。