アットホームの調査によると、7月の首都圏における居住用賃貸物件成約数は1万6572件で、前年比6.3%減となり、2カ月連続でマイナスとなった。
エリア別に見ると、東京23区は、7848件で前年比4.8%減。東京都下は1309件で同13.6%と二桁減。神奈川県は4272件で同2.3%減。埼玉県は1434件で同23.2%減と5カ月連続で二桁減となり、同16カ月連続の減少となった。千葉県は1709件で同1.7%増とエリアで唯一のプラス。成約の約半数を占める東京23区が2カ月連続減となったが、同エリアでは新築マンションが19.9%の大幅増に転じている。
新築物件の成約数は、マンションはシングル向けがけん引し、再び増加。またアパートも、シングル向けは9カ月連続増と好調を維持している。
成約物件の戸当りの賃料指数は、マンションは新築が97.2で前月比再び低下。中古は89.6で同2カ月連続上昇。アパートは新築(102.1)が同3カ月ぶりに上昇。中古(98.4)は同2カ月連続の上昇となった。